炭素・水素・窒素分析(CHN計・元素分析計)
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OUTLINE
サービス概要
CHN分析装置によるC(炭素)・H(水素)・N(窒素)の分析について
CHN分析装置は、固体中の炭素、水素、窒素を分析することができます。
豊富なノウハウを用い、お客様のご要望に合わせて、最適な分析方法をご提案いたします。
FEATURES
特徴
分析 Q&A
Q. どんな試料が測れるの?
A. 酸素中で燃える試料の測定が可能です
・肥料分析法、肥料等試験法に基づいた分析
・土壌中の有機炭素量の分析
・土壌中のC/N比の分析
・スラグ系、ごみ質、工業材料系の分析
・プラスチック中のC,H,Nの分析 他
Q. 液体試料も測れるの?
A. 対応可能です(試料・分析内容によりますので、ご相談ください)
Q. どれくらいまで測れるの?
A. 0.01 wt% まで測れます(試料によります)
Q. どれくらいの試料量が必要なの?
A. 通常 10g 程度いただきます(不均一な試料の場合は、要相談)
Q. どれくらいの期間で結果が出るの?
A. 標準納期は2週間です(お急ぎの場合はご相談ください)
原理・方式
- デュマ法とは
1826年に ジャン=バティスト・デュマ により最初に記述された方法。有機化合物中の窒素の定量法の一つ。現在はほとんど自動化・機械化されています。
有機化合物を燃焼させ、試料中に含有する窒素を全て窒素酸化物(NOx)に変換し、還元銅に接触させることでNOxをN2に還元して、N2ガスとして定量する方法です。
デュマ法は窒素の定量法ですが、同時に試料中の水素や炭素、酸素、塩化物、硫黄等が分析可能であり、様々な方式の装置が販売されています。
(装置によって異なります)
弊社で保有するCHN分析装置の原理・詳細
弊社で保有するCHN分析装置(CHN Analyzer)について解説します。
CHN分析装置は、CHNコーダ、元素分析計とも呼ばれます。
乾燥させた試料を錫箔で包み、装置に導入した後、酸素中で燃焼させることで、各元素の酸化物(CO2・H2O・NOx)を発生させます。発生した燃焼ガスはヘリウムガスによって還元管に送られ、NOxのみN2に還元されます。ハロゲンは検出時に妨害となるため、途中で充填剤等で除去します。
その後、これらの混合ガスはH2Oカラム、CO2カラム等を通って分離され、N2のみが熱伝導度検出器(TCD)に到達します。N2の検出が完了すると、CO2カラムが加熱され、分離したCO2が検出器に送られます。CO2の検出が完了すると、H2Oも同様に測定されます。
得られたピークの面積を計算し、標準物質との相対値から、各元素の含有量を定量します。
分析事例
弊社にて分析を行った物質の一例
種類 | 物質名 |
土壌 | 汚泥、粘土、砂、スラグ、再生処理土、改良土、建設発生土 |
肥料 | 窒素質肥料、リン酸質肥料、有機質肥料、石灰質肥料、ケイ酸質肥料、汚泥肥料 |
その他 | 木材、化学繊維、紙、パルプ、可燃ごみ、プラスチック |
金属やセラミックなど、無機材料についてはこちら(CS計・ONH計のページ)
アプリケーション
- 肥料分析法、肥料等試験法に基づいた分析
- 土壌中の有機炭素量の分析
- 土壌中のC/N比の分析
- スラグ系、ごみ質、工業材料系の分析
- プラスチック中のC,H,Nの分析