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公共交通機関における車室内空気質の測定

2024.08.09 技術情報

公共交通機関における車室内空気質の測定

 公共交通における車室内の臭気の低減や空気質の改善は、臭気による乗り物酔い防止を含むバリアフリー性の改善の観点からも重要な課題です。

 東海技術センターではいすゞ自動車株式会社、ジェイ・バス株式会社、株式会社ENVサイエンストレーディング、株式会社長谷工コーポレーション、株式会社エフシージー総合研究所等と交通機関(バス)の車内空気質の測定について共同で評価を行っています。

◆サンプリング
バス車内での「におい」に関してはエアコンの始動時等に臭気を発することから、エアコン排出口を中心にサンプリングを実施しました。

◆評価
当センターでは「におい嗅ぎGCMS」を用いた評価と車室内VOC成分の評価、キャニスターによる評価を行いました。


このほか、協力企業各社では、におい識別装置、微生物評価、TD捕集管の捕集材違いによる差異等、様々な手法により車室内空気質の評価を行っています。
⇒ これらの活動の詳細は、2024年8月29日~30日に行われる「第37回におい・かおり環境学会」にて報告を行います。

 

◇関連する対応サービス「におい嗅ぎGC-MS」、「自動車内装材の性能評価