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オイル汚れ(異物)の原因評価事例

2022.08.19 技術情報

オイル汚れ(異物)の原因評価事例

概要

 製品に付着していたオイル汚れについて、そのオイルが製造工程、運搬、保管のどの工程で付着したものなのか、ガスクロマトグラフィー水素炎イオン化検出器(以下、GC-FID)を用いて油種を比較し評価しました。

キーワード

 GC-FID、TPH試験、鉱物油、油汚染

分析

 ・分析装置:Agilent製 8890 GC-FID
 ・分析方法:TPH試験のGC-FID法に基づく測定
  ※『油汚染対策ガイドライン』に基づく、鉱物油による水質汚染・土壌汚染の調査方法

付着異物と比較物(機械オイル、グリスなど)をそれぞれ二硫化炭素で拭き取り、その抽出液をGC-FIDにより測定しました。

クロマトグラム比較

付着異物と比較物はどちらも鉱物油主体ですが、付着物は軽油分を含むのに対し、比較物はモーターオイル主体であることから、付着異物と比較試料は異なる油種と推定されました。

GC-FID法

パンフレット

パンフレット】オイル汚れの原因評価【測定事例】