コンクリートを製造する際に使用する水（練り混ぜ水）の試験を行っています。練り混ぜ水の品質はコンクリートの諸性状に大きな影響を及ぼすため、コンクリート関係のJIS規格には規定値が設けられています。

■　練り混ぜに用いる水の試験

・懸濁物質の量
・溶解性承発残量分の量
・塩化物イオン量
・セメントの凝結時間の差
・セメントの圧縮強さの比

コンクリートの試験には、フレッシュコンクリートの試験とコンクリートコアの試験があります。弊社では主に、圧縮強度や曲げ強度を測定しています。

■　硬化コンクリート【新設関係】

・圧縮強度
・曲げ強度
・曲げ靱性
・静弾性（ヤング係数）
・乾燥収縮（長さ変化）

■　硬化コンクリート【コンクリートコア】

・圧縮強度
・中性化深さ
・静弾性（ヤング係数）
・ポアソン比
・塩分量
・SEM/EDS
・配合推定
・残存膨張量
・硬化コンクリート中のアルカリ量

■　硬化コンクリート【小径コア】

・圧縮強度
・中性化深さ
・塩分量

コンクリートは水、セメント、骨材などを混合して製造されます。したがってコンクリートの性質は混合した材料に影響を受けるため、使用した材料の品質がコンクリート用材料としての基準を満たす必要があります。弊社では、レディーミクストコンクリートに用いる骨材の物理試験及び化学的試験を行っています。

■　コンクリート用骨材

・ふるい分け試験
・微粒分量試験
・単位容積質量/実積率
・有機不純物
・密度吸水率試験
・塩化物量試験
・すり減り減量試験
・安定性試験
・粘土塊量
・粒形判定実積率
・モルタルの膨張率
・ポップアウト確認試験
・軟石量（※H27.12.7 JIS規格廃止）
・密度1.95g/㎤の液体に浮くもの（※H27.12.7 JIS規格廃止）
・アルカリシリカ反応性試験（化学法/迅速法/モルタルバー法）
・溶出量（カドミウム/鉛/六価クロム/ヒ素/総水銀/セレン/フッ素/ほう素）
・含有量（カドミウム/鉛/六価クロム/ヒ素/総水銀/セレン/フッ素/ほう素）
・化学成分（酸化カルシウム/全硫黄/三酸化硫黄/金属鉄/塩化物量）

石材は建材・土木材料として幅広く使われています。弊社では、割ぐり石に関する試験を行っています。

■　石材

・圧縮強さ
・見掛け密度/吸水率

鉄筋コンクリート用鋼棒の各種強度試験を実施しています。

■　鉄筋コンクリート用鋼棒

・引張試験
・曲げ試験

■　鉄筋コンクリート用鋼棒
【ガス溶接接手/溶接接手/機械式接手】

・引張試験
・曲げ試験
・断面マクロ

あいくる材（コンクリート二次製品/再生路盤材/再生路床材/建設汚泥改良土等）の各種試験を行っています。

■　コンクリート二次製品

・圧縮強度

■　再生路盤材

・ふるい分け
・不純物量
・すりへり減量
・塑性指数（PI)
・修正CBR（締固め含む）
・水浸膨張（締固め含む）
・単位容積質量
・鉄鋼スラグの一軸圧縮試験（ひずみ測定なし）
・鉄鋼スラグの呈色判定

■　再生路床材

・設計CBR

■　建設汚泥改良土

・締め固めた土のコーン指数
・沈降分析（75μm以下）
・ふるい分け試験（75μm以上）
・塑性限界/液性限界
・地盤材料の工学的分類

■　レジンコンクリート二次製品

・圧縮強度

非金属系ブラスト処理研削材の各種試験を行っています。

・遊離けい酸
・粒度
・見掛け密度
・モース硬さ
・遊離湿分
・抽出水の電気伝導率
・水可用性塩分