リサイクル材料試験
製品開発・品質
土木・建築
OUTLINE
サービス概要
リサイクル材料試験について
近年、循環型社会において資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)の取り組みが進められています。リサイクル材料とは、建設副産物や下水汚泥など廃棄されていたものを原料として再生された製品です。主に公共事業などの建設分野において、リサイクル資材の利用促進が進められています。
FEATURES
特徴
再生路盤材
再生路盤材には、セメントコンクリート塊や陶磁器くず、鉄鋼スラグ、溶融スラグといった再生資源を原料とした路盤材料です。路盤材は、交通荷重を支え分散させる働きがあり、一様な支持力を持っていなければなりません。
再生路盤材としての品質・性能には以下の試験を行う必要があります。また、再生資源を原料としているため、環境に対する安全性を確認する必要があります(コンクリート再生骨材及びアスファルトコンクリート再生骨材以外)。
再生路床材
再生路床材には、グリズリアンダー材やコンクリート破砕品、陶磁器くず、鉄鋼スラグ、溶融スラグといった再生資源を原料とした路床材料です。路床材は、交通荷重を支持し下部へ伝達する役割を持っています。
再生路床材としての品質・性能には以下の試験を行う必要があります。また、再生資源を原料としているため、環境に対する安全性を確認する必要があります(コンクリート再生骨材及びアスファルトコンクリート再生骨材以外)。
建設汚泥改良土
建設汚泥改良土は、建設汚泥を建設発生土と同等以上に使用できるように改良した建設材料です。
建設汚泥改良土としての品質・性能には以下の試験を行う必要があります。また、再生資源を原料としているため、環境に対する安全性を確認する必要があります。
コンクリート及び金属材料の強度試験
・圧縮強度試験、曲げ強度試験、静弾性係数試験、靭性試験、乾燥収縮試験
・棒鋼や圧節・溶接等の継手材料の引張試験及び曲げ試験
※ コンクリートの圧縮及び曲げ強度試験は、ISO/IEC17025により『試験事業者認定制度(JNLA)』の認定取得。
コンクリート用材料の物理試験・化学分析
【コンクリート用材料の物理試験・化学分析】
コンクリート用骨材及び溶融スラグ
・アルカリシリカ反応性試験(化学法・モルタルバー法・迅速法)
・ふるい分け試験 ・微粒分量試験 ・単位容積質量及び実績率試験
・有機不純物試験 ・密度及び吸水率試験 ・すりへり試験
・骨材の安定性試験 ・ひっかき硬さによる軟石量試験 ・粘土塊量試験
・密度1.95g/cm の液体に浮く粒子の試験
・粒形判定実積率試験
・塩化物量試験 ・モルタルの膨張率試験
・製鋼スラグ80℃水浸膨張試験
練混ぜに用いる水
・懸濁物質の量 ・溶解性蒸発残留物
・塩化物イオン
・セメントの凝結時間
・モルタルの圧縮強さ
岩石
・岩種判定(目視・偏光顕微鏡)
・見掛比重及び吸水率
・圧縮強さ試験
構造物の劣化診断試験
・コンクリートコアの圧縮強度試験
・中性化深さ試験 ・塩分含有量試験
・配合推定試験
・コンクリート材料の成分分析
・骨材等の鉱物分析