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ひとつとして同じ仕事はない！
後輩と共に学び、共にスキルアップを図っています。
主に無機元素全般の成分分析を担当しています。たとえば川の水や土、スラグ、塗膜から車の部品やセラミック製品などの工業製品まで多岐に及びます。それぞれで定められた基準があるので、どんな成分がどのぐらい含まれているかなどを分析しています。
7年間この仕事に携わっていますが、いまだに見たことのないものが毎日送られてきます。それだけ様々な分析を行わなければならないということです。測定を行うためには、分析装置にかける前の前処理が必要になります。これが非常に重要であり、いかに前処理をするか、その手段は文献を調べることや経験によることも多いため、毎日これをどう処理するかで悩んでいます。そして、これこそが後述にもある仕事のやりがいに繋がっています。
もともとすべての「モノ」の原点となる材料に興味があり、工学研究科マテリアル理工学を専攻。卒業後はセラミックメーカーの製品開発担当として5年間勤務し、主にセラミックスの原料の開発を行っていました。しかし結婚、転居に伴い退職。愛知県では開発担当の時に分析も行っており、その経験を活かせる企業で働きたいと思って転職活動し、出合ったのが当社です。
自分のペースで働ける環境が整っていると聞き、正職員として働き始めました。
お客様から頂く分析のご依頼で、これまでに見たこと・扱ったことのないものを次々とお預かりするため、飽きることはありません。言ってみれば、毎日違う仕事をしているようなものですから。そして普段は見えないところで試験結果が活用され、社会インフラを支えているという点に、この仕事のやりがいを感じています。
部署間を越えて行う業務もあり、コミュニケーションは必須です。そのため、全社的にコミュニケーションは活発だと感じています。また他のチームが多忙な時はサポートに入るなど、職員全員がわかる規模感ですので、お互いに助け合うことは当たり前の社風です。特に先輩と後輩、さらに上司との距離が近く、気軽に何でも話しかけることができるのもいいところだと思っています。
私が1年半前から管理職となり、部下の育成も業務の一部となりました。私が部門長となったことで、後輩にとって、私とコンタクトを取ることに、少しハードルが上がってしまうのが嫌だと思っていました。なるべく今まで通りに接してもらうためにも、同じ仕事はひとつとしてないので、後輩と一緒に失敗も成功も経験できるよう実践しています。
上司である部長の分析技術はすばらしく、ここまで分析を極めたいという思いになります。そのためにもまだまだ学ばなければならないことはたくさんあり、そういう意味では日々の業務が学びでもあります。
一方で、技術者としてのスキルアップを図ると同時に、これまでの自分の経験や知識、技術を後輩にも現場での作業を通して伝えていけたら本望だと思っています。
プライベートでは、家庭と仕事を両立してここまでやってきました。女性が働きやすい環境だと思いますので、今後も長く勤めたいと考えています。
